米が少なくなると、いつも徳島の実家から送ってもらう。
いつも米を送ってもらうように頼むのだが、
毎回プラスαがダンボールいっぱいに詰め込まれてくる。
今回は、米、かぼちゃ、玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、すだち、みかん、
コーンフレークと、よりどりみどり、盛りだくさんだった。
実家で作った野菜がほとんどだろう。
高校までは実家暮らしで、ごく当たり前だった農家の風景。
それが今はもう大阪に来て9年目。
このピーマンの香りで、一気に霞んでいた昔の風景が脳裏に蘇った。
雨上がりの夏の暑い日、裏の畑で感じたにおい。
これだなあ。これだったよなあ。
故郷から離れたこの地で、
我が故郷に想いを巡らせる。