青島行きのフェリーに乗れずに途方に暮れていると、
同じく青島に行けなかったご家族が、
香川県の猫の島「男木島」に一緒に行きませんかと、誘ってくれた。
立派なキャンピングカーで、高速とフェリーで約4時間の道のりを
ご一緒させていただいた。
その道中で、専門学校時代の写真集を見てもらったり、
作品の話をしたりして、久しぶりに人に見てもらえる喜びを感じた。
本当に人と繋がれることが嬉しかった。
こんな素敵な出会いがまたあるといいな。
猫とも遊べたし、大満足。
香川.男木島
この時に僕を男木島に連れて行ってくれたご家族との
記念写真は、今でもずっと僕のパソコンのそばに飾ってある。
後から聞くと、フェリー乗り場で写真を撮っていたのを見ていてくれて、
「何か面白いことをやっている人がいるなあ」と思っていたそう。
フェリー乗り場の撮影後、たまたまキャンピングカーのご家族と話をして、
ご家族のワンちゃんを撮らしてもらい、名刺を渡していた。
僕は行くあてがなかったので、海岸線に沿って歩いてその場を後にしたのだが、
しばらくして気付いたら不在着信があり、
留守電に「よかったら香川まで行きませんか?」とメッセージを残してくれていた。
それで慌ててフェリー乗り場に引き返したのを今でも鮮明に覚えている。
知らない人と繋がれること、
これが写真をやっていて一番嬉しいと思う。
フェリー乗り場もそうだが、
この旅は僕にとって忘れられないものになった。
やっぱり旅はやめられないなと思った。