深夜、静かになった商店街を歩いていると、
どこからともなく視線を感じる。
振り返るとそこには見覚えのある顔が。
その顔は仲間にして欲しそうにこちらを見ていた。
顔のあるダンボールはたまにいるけど、
この顔は確かに先週の僕だった。
これは運命の出会いなのか。
二つ返事で仲間にして、帰宅。
さあ、彼の出番が楽しみだ。
大阪.天神橋筋商店街
ダンボーになってから、
ダンボールの声が聞こえるようになった。
誰かにとってはただのごみでも、
僕にとったら大事な仲間だ。
ダンボールって一つ一つ個性があって、
選ぶ時はとても迷う。
野菜系、お菓子系、たまご、飲料系、
それぞれいい個性がある。
ダンボール選びも、
撮影の醍醐味の一つ。