白昼の梅田で起きた自動車暴走事故。
もしも、あの日、あの時間、
この場所にいたのが、
大切な人だったら、
あなただったら、
あるいは、
自分だったら。
場所が場所だけに、全く他人事とは思えない。
誰にだってあり得る、唐突に訪れる死の存在の恐怖を、
たくさんの人が胸に刻み込んだはずだ。
今はあふれる花束や供物が、
いつか風に葬られたとしても、
この肌が感じた記憶は決して風化させてはならない。
大阪.梅田
事故の記憶を風化させないことも、
写真の使命の重要な一つだと思う。