初夏から秋口にかけて、よく家の網戸に付いていた虫、
チョウでもなければ、ガでもなく、バッタでもハエでもない、
少し変わった存在だったその虫の名は 「カゲロウ」。
大阪では見たことない。
実はこの虫は生態もかなり変わっていて、
川の中で幼虫として2年くらい過ごし、地上に上がって羽のある成虫になるのだが、
なんと成虫になってからの寿命は数時間。
口も腸もないため、水もエサも取らない。
なぜすぐ死ぬのに成虫になるのかというと、それは、交尾するため。
一斉に成虫になって、交尾をするためだけに残りの数時間の命を燃やし尽くす。
おびただしい数のカゲロウたちが奏でる命の歌は、圧巻の一言。
徳島.阿南市
プレイバック イノチハ ウタウ 2021/5/4