お苗場 vol.20 以来の東京。
夢の先プロジェクトという企画で、お苗場受賞者に招集がかかる。
ニコンD750 というカメラと24-85のレンズが貸し出され、
それぞれが8月くらいまでに5枚写真をまとめて展示する。
その中から1人が選ばれ、なんと雑誌での連載の権利と、
D750が贈呈されるという熱い企画。
こういうセミナーみたいな時問は学生以来だった。
写真について語ることは、本当に難しい。
そして何より大阪から東京へ夜行バスで行くと、朝6時に着くのでひますぎる。
カラオケもあいていないし、やよい軒のメニューも大阪より50円くらい高い。
でもこの冷たい街も、
嫌いなわけじゃない。
東京、紺屋町児童遊園
写真家とか写真評論家の話を聞くセミナーは楽しかったけれど、
自分で色々考えたり、誰かの写真を読み解いたりするのは実に苦手だった。
そもそも難しい写真は苦手だ。
したがって写真新世紀も僕には難解だ。
正解なんて分からないのに、他の人は想像力豊かだなと思った。
写真のことを読み取り、想像する能力は写真家には必須なのかもしれない。
僕はつくづく、そういうプロにはなれないと思った。
なんとも後味の悪い感じで、帰阪したのを覚えている。