広い浜辺に、こうして2人並んで月を眺めているととてもドラマティック。
付き合い始めた頃のことを思い出して、
ますますあなたのことが愛おしくなる時間。
海の夜風に撫でられて、あなたの髪が優しく揺れる。
月明かりに照らされて、うっすら浮かぶあなたの横顔に、
僕は何度でも恋をする。
思わず、繋いだ手にぎゅっと力がこもる。
僕に向けられたあなたの熱いまなざし。
はたと風が止む。
僕はて照れ臭くてとっさに視線を逸らした。
京都.天橋立
僕は少年のまま、
彼女は大人のまま。