見えない地上のおりの中で、手を伸ばしてみる。
スッと空に光った流れ星が、この手の中にすいこまれて来ることを願うけれど、
開いた手の中身はいつもからっぽ。
伸ばした手では何もつかめない。
つかめそうでつかめないあの輝く星たちを、
僕はもう、何度逃したことだろう。
僕の夢は、僕を置いてどこへ行く?
気づいた時にはもう消えてしまっている。
僕は一体何を追いかけているのだろうか。
徳島.実家
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