自分1人でひたすら進んできた道。
はっきり言って他の人に受け入れられるか不安だった。
でも、自分が思っていた以上に、ウケはいいのかも。
僕の写真集を見てくれている方に、
「こんにちは」って話しかけたら、
「あっ!もしかして!」って返ってくるのが、
少し有名人になったみたいでなんだか嬉しかったりする。
そして何より、僕の写真で笑顔になってくれる人を見ていると、
1人で歩んできた道も、間違ってはいなかったのかもなって、
しみじみ感じる。
もう少し、歩みを止めずに、進んでみようかな。
兵庫.デザインクリエイティブセンター神戸
写真の専門学校を卒業して普通に仕事をしていると、
自分の写真を通じて誰かと話すことなど無いに等しい。
この時の展示は、専門学校以来の展示だった。
僕は日常生活で人と話すのは苦手だが、
自分の写真を通せば、ある程度他人と話ができると思っている。
自分の写真の話をするってことは、自分の話をするのと同じ。
普段は言葉足らずで不器用なだけで、
実は目立ちたがり屋で、
自分のことを少しでも他人に知ってもらいたいと思っている。
写真と出会えたことは、ある意味、
そういった欲求を満たしてくれる
ベストな表現手段と出会ったようなものだ。
いつしか写真は僕の言葉となり、
そして、僕自身になっていた。