弱い自分はいつも、
僕の心の中にいる。
でも、強い自分もいてもいいんじゃない?
写真の中でなら、僕はヒーローにだってなれる。
いつもと違う自分と出会える、
それが僕にとっての写真なんじゃないかな。
「箱入り戦隊」出動!
大阪.鶴見緑地
基本的には非演出を掲げる箱入り息子シリーズの中でも
名作写真の1つだと思っている。
(自分の中では名作は、世界名作劇場と呼んでいる)
確固たる意図があって、
「ここで箱に入る」と決まっていることは非常に稀で、
9割以上は行き当たりばったりで心惹かれた場所だ。
そこに映える通行人が通ることなどわからないし、
ほぼほぼ運任せだ。
もちろん主役は自分だが、
作品の出来を左右するのはそこを通る人や動物の
外的要因だと言っても過言ではない。
なるべく妥協したくないので待つ。
いい感じの通行人が通っても、
次はもっといい被写体が来るかもしれない
と思ってしばらくは待つ。
箱入り息子は我慢だと思っている。
我慢の先で、僕は今まで知らなかった自分と出会う。
そうやって、僕は少しづつ自分を知っていく。