いつもどおりの朝だった。
いつもどおり目覚めて、
いつもどおりパンを食べて、
いつもどおりコンタクトを入れて、
いつもどおり着替えて、
いつもどおり「いってきます」をして、
いつもどおり自転車で職場へ向かう。
いつもどおり地下道をくぐるとき、ふと頭に浮かんだ。
「そうだ、仕事やめよう」
なんの前触れもなく、ピーンと頭に浮かんだこの言葉。
そうだよな、うん。そうしよう。
今の仕事をやめようと思った。
大阪.地下道
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