2020年6月15日。
5年間勤めさせてもらっていたバイト先を辞めました。
前の仕事(広告写真スタジオ アシスタント)を1年で辞めて、
そのあと間髪入れずにすぐ働き始めたこのバイト先。
広告写真スタジオにいた時はずっと仕事に怯えて、なかなか自由な時間が取れなくて、
仕事としての写真に縛られ続けていました。
「僕は仕事として写真をやるんじゃなくて、完全に趣味としてのびのびと写真をやろう」
そう強く心に決めて、5年前、写真とは一切関係のないアルバイトを始めました。
そして今までの5年間、いろんな人と出会い、いろんな景色を見て、
いろんな経験をさせてもらいました。
もちろん、求め続けた自由を謳歌する日々は、僕を縛る重圧も無く、
写真にのびのび取り組ませてくれました。
しかしひっくり返せば、それは過去の居心地の悪さを忘れて、
自由をもてあます日々へと変わりつつありました。
写真に追われていたからこそ、僕は少ない時間をどうにかして写真を残そうともがいていたのだと、
今は思います。
厳しい環境の1年間と、優しい環境の1年間だと、やはり成長度合いが大きく異なります。
このままの自分でのびのび進む道はもう先が見えていて、優しく僕に微笑みかけてくれています。
苦渋の決断ではありますが、手遅れになる前に、あえていばらの道を進もうと思います。
やっぱり必死な時の写真って、何かが乗っかってます。
写真評論家の人に昔言われた「spirit」
僕はそれを自分の写真の中に見たい。
そう思います。
5年間、お世話になりました。
ああ、明日からムショクか。
そういや体が透けてきてるや。